新入社員や若い人とのギャップを埋める方法!会社で年の差のある部下を育てる

新入社員や若い人とのギャップを埋める方法!会社で年の差のある部下を育てる

埋めたいけど埋められない、若い人や新入社員とのギャップ。
「新入社員の考えがわからない」
「若者の感覚がわからない」

新入社員が入社して、2ヶ月以上が経ちますが、こんな感覚を抱いた人もいらっしゃるはずです。また、新入社員と年齢が一回り以上違うという方も多いことでしょう。
しかし、それにしても、感覚が合わないと不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新入社員と若手社員も、同じように感じているかも

新入社員の皆さんは、社会に対して希望と不安を抱いて、入社します。もちろん、会社に対しても「活躍して貢献しよう!」と熱い思いを持って日々業務を覚えているはずです。

会社の先輩たちの仕事に付いていくのに必死で、頑張っているかもしれません。
また、入社して数年経つ若手社員も、仕事を覚え充実感を持って、過ごしているのではないでしょうか。

一方で、新入社員や若手社員のみなさんも、周りの人と考えや感覚が合わないという思いを持っているかもしれません。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。この記事では、まず新入社員の年代の特徴についてお伝えし、新入社員や若い人とのギャップを埋める方法を伝授します。

新入社員や若手社員が成長してきた時代背景と価値観

新入社員や若手社員が成長してきた時代背景と価値観

時代背景の違い

まず、今の新入社員や若手社員は、物心ついたときは2000年代になっていました。皆さんは、2000年問題といわれてピンと来るかもしれませんが、新入社員は、そのことすら知らない可能性があります。
すなわち、それだけジェネレーションギャップがあるということです。30代40代が、知っていて当然のことを、知らないということは十分あり得ます。

コミュニケーションのあり方

携帯電話は、高校生になってから初めて持ったという30代もいらっしゃることでしょう。
しかし、新入社員の皆さんは、ひょっとすると、小学生の時から携帯電話を持っていた可能性があります。
すなわち、携帯電話があって当たり前という世代になるのです。当然、コミュニケーションの取り方にも大きな違いが出てきます。

例えば、会って話すのが当たり前のことを、メールや場合によってはLINEで済ませようとするかもしれません。
30代以上には、理解できない部分があると思いますが、その常識の違いをまず受け入れていく必要があるでしょう。

情報収集の方法

携帯電話だけでなく、インターネットも当然のものになっています。30代以上ですと、かつて情報収集はテレビや新聞がメインだったかと思います。しかし、新入社員や若手社員は、ネットによる情報収集が当たり前です。新聞よりも、Yahoo!のトップニュースであったり、LINEニュースを中心に情報を収集します。

テレビや新聞に対しては、30代以上だと「権威」のようなものを感じるかもしれません。しかし、若い世代は、その感覚が希薄になっています。また、新聞やニュースの報道が全て真実とは限らないということも理解しているのです。

ひょっとすると、私たちが「若い世代が新聞を読まないのはいかがなものか」と思っていることに対して、若い人たちは「新聞を読むなんていかがなものか」と考えているかもしれません。

世の中に対する見方

世の中に対しても、若い世代は冷めた目を持っていることがあります。若手社員の人たちは、失われた20年の真っ只中で成長してきました。
景気が良くなるという感覚を持っていないため、どこか悲観的な見方をしているかもしれません。

会社に対する忠誠心

会社に対する考え方も、若い世代は大きく異なることがあります。例えば、30代40代であれば、会社の存在はある意味絶対的なもので、そこに時間とリソースを割いていくのは当たり前という感覚を持っています。

しかし、新入社員や若手社員がこのように考えるとは限りません。会社に身を捧げても、その恩恵を受けられるとは限らないという考えを持っていることが多いです。

失われた20年で、大企業の倒産を目の当たりにしてきた世代だけに、会社にすべてを捧げるのはリスクが大きいと考えています。それだけに、業務などもできるだけ効率的に進め、早く終わらせようとします。会社の付き合いなども、基本的には元々ある予定を優先させ、参加しないこともあります。

特に40歳前後であれば、「上司の飲みの誘いは絶対」という感覚を持ちがちです。しかし、この考え方は若い世代には通用しません。
会社を中心に考える30代40代の人たちと違い、若い世代にとって、会社はあくまで人生の一部です。会社以外のつながりも求めつつ、自らのキャリアアップや、スキルアップを優先することがあります。

ここまで、新入社員をはじめとした若い世代の特徴についてお伝えしました。少々極端な部分があるかもしれませんが、それぐらいのギャップがあると認識しておいた方が、対応が楽になるでしょう。

次の章では、どのようにすればその若い世代の人たちとギャップを埋めることができるか紹介します。

新入社員や若手社員とギャップを埋めるには?

新入社員や若手社員とギャップを埋めるには?

ギャップを埋めるために気をつけたいのは、これから挙げる4つのことです。いずれも、年配者から歩み寄る姿勢が大切です。若い世代の人たちに「ついて来い!」と要求しがちですが、そのスタンスでは新入社員や若手社員がついてこない可能性があります。
それでは、一つずつ見ていきましょう。

相手の理解に務める

まず大事なことは、若い世代のことを理解することです。相手を理解できなければ、どのように育成すればよいか見当がつきません。そのためにも、若い世代がどんな情報に触れ、どんなことを好むのか知る必要があります。

先ほど、若い世代はネットから情報収集するとお伝えしましたが、実際にLINEニュースなどを見て、そのニュースを話のネタとして振ってみるのも良いでしょう。

また、YouTubeなどの人気動画を見て、その話題を話してみるのもいいかもしれません。初めは合わないと思うことがほとんどでしょう。しかし、慣れの問題もあり、徐々に若い世帯が好む理由が理解できるようになるでしょう。

仕事の意味や意図を伝える

仕事の意味や意図を伝える

相手への理解を進めつつ、仕事を伝えるうえで大事なことが、その業務の意図や意味をしっかり教えてあげることです。
新入社員をはじめ、若い世代の人たちは、言われたことを従順にやったりはしないと考えた方が良いでしょう。無駄なことはやりたくないという意識は、皆さんが思っている以上に強いです。

何か仕事を教えるときは、その意図を伝えることを忘れないでください。

キャリアを一緒に考える

若い世代の人たちは、将来に対して皆さん以上に不安に思っていることがあるかもしれません。どんなキャリアを歩むのか、そのことについて相談に乗れるとベストです。社内でどのようなキャリアアップが見込めるか、また場合によっては会社の枠を超え、新入社員や若手社員の人生そのものについて相談に乗ってあげるのもありでしょう。

「自分のキャリアについて、真剣に考えてくれている」と感じたら、新入社員も皆さんに付いてきてくれるはずです。

日々のコミュニケーションを大切にする

OJTを通じて、しっかりとコミュニケーションを取ることも重要です。特に、新入社員の人は、わからないことだらけで、戸惑うことが多いです。こんなときに、優しく仕事を教えてもらったり、励ましてもらえたら当然嬉しいはずです。

相手に対してしっかりとサポートしていきましょう。そして、そのような関係を築くことで、何でも相談できる関係を構築することができます。そこまでくれば、お互いの心理的な距離は一気に縮まるはずです。

若手社員はなぜ会社を辞めるのか

ちなみに、若手の社員の人が会社を辞める時は、どんな時なのでしょうか。
それが理解できると、ギャップを埋める方法を違った角度で考えることができます。

その理由を厚生労働省が調査しています。結果を見ると、一位が「会社の将来性がない」という項目です。また、三位に「キャリア形成の見込みがない」という項目が上がっています。少し前であれば、人間関係が上位だった時期もありますが、今では14%ほどまで落ちています。

若手社員の人たちは、30代40代に比べて、会社を見る目がシビアといえるかもしれません。だからこそ、会社の将来性や、若手社員のキャリアに対して、先輩社員としてきちんと道を示していく必要があるでしょう。一方で、人間関係を理由にした退職は以前ほど高くはありません。いわゆるパワハラなどの問題に企業が積極的に取り組んでいる効果が出ているのかもしれません。

また、賃金や労働時間に関しても、こだわりがあることがうかがえます。単に、給料が高ければいいというより、労働時間と給料のバランスを重視する傾向が強いと思われます。

新入社員や若手社員とのギャップを埋めるには日々の積み重ねが重要

新入社員や若手社員とのギャップを埋めるには日々の積み重ねが重要

若い人たちが生きてきた時代背景、そして、若い人たちとのギャップを埋める方法を紹介してきました。基本的には、日々のコミュニケーションをベースにしつつ、若い人たちに会社の将来性や、キャリアデザインを示していくのがベストな方法といえるでしょう。
若手社員には、年上の方にない発想を持っていることがあります。一方で、30代、40代であれば、それを理解できる柔軟性とこれまで養ってきた経験があります。

両者の強みを最大限に活かすことができれば、会社を大きく発展させることができるはずです。この記事が、そこへ向けての第一歩になれば幸いです。