人に頼れない性格は損?他人が持つ力を生かす

人に頼れない性格は損?他人が持つ力を生かす

「仕事が終わらない」

働き盛りのあなたはこんな悩みを抱えているかもしれません。若手から中堅になりつつあり、会社からはこれまで以上に業務量と成果を求められていることでしょう。また、場合によっては部下のマネジメントも任され、自分の業務に割ける時間がどんどん少なくなっている方もいるかもしれません。

キャリアの大きな分岐点に立っていることもあり、日々張り詰めた気持ちで仕事に向かい、結果的に毎日残業続きなんてことはありませんか?

「生産性向上」がこれからのテーマに

「生産性向上」がこれからのテーマに

一方、世の中は「生産性向上」の風潮になりつつあります。昨年、政府は「働き方改革」を打ち出し、その一環として残業時間の規制に乗り出しています。

過度の残業をした場合は、ブラック企業と認定され、企業は信用を大きく失墜することになります。昨今、残業に対する風当たりが強いのもニュースや新聞の報道でよくご存知のことと思います。

これに伴い、これまでの日本的な働き方が大きく変化することが予想されます。企業側も社員にこれまで以上に業務の生産性を上げるよう強く求めていくことでしょう。

業務は増える一方で、生産性を上げろとは虫がいい話ですが、いつまでも仕事が終わらず、残業が多い社員への評価は今後厳しくなるでしょう。当然ご自身のキャリアにも大きく影響してきます。

生産性を向上させるキーポイントは「他力」

それでは、どのようにすれば抱えている大量の仕事を片付け、生産性を向上させることが出来るのでしょうか。人間である以上、ロボットやAIのように急に能力を上げるのは無茶な話しです。

ここで視点を変えて考えてみることが大事です。そう、「自力」で何とかするのではなく、「他力」を使うこと、すなわち「他人の力を借りること」です。

今抱えている仕事は自分でなければできない仕事ばかりでしょうか。働き盛りの時期だと何かと自分で全てをやろうとしてしまいますが、こんな時こそ他力を使うスキルを身につけることで仕事の成果が大きく変わってきます。

仕事を頼むことは悪くない

仕事を頼むことは悪くない

それでは、どのようにすれば他人の力を借りて仕事を終わらせることができるのでしょうか。そもそも仕事が終わらないのは、自分で仕事を抱え込んでしまっていることが原因なのは先ほど触れた通りですが、なぜ仕事を抱え込んでしまうのでしょうか。

原因の一つとして考えられるのは、人に何かお願いすることに罪悪感を感じてしまうことが挙げられます。

周りも忙しそうにしている、何か話しかけづらい・頼みづらいと勝手に思い込んでいないでしょうか。しかし、この思い込みがあなただけでなく、会社にも悪影響を与えることになります。

そもそも会社はチームで仕事をするもの

1人でやるよりチームでやった方が仕事の成果を出しやすい、これがひとつ屋根の下で一緒に仕事をする理由です。せっかく一緒に仕事をする人がいるのに、そういった人の力を使わないのは会社で仕事をしているメリットを放棄していることになります。

一つ例え話をするなら、サッカーをやる際に周囲の選手を一切使わず、自分だけでドリブル、シュート、ディフェンスを全てやることがあるでしょうか。チームで成果を求めているからこそ、周りの選手にパスをしたり、ディフェンスをしたりするわけです。

また仕事を任された周囲の方も、あなたの仕事を一緒にすることで自分の存在価値を見い出すことができます。そのように考えると人に頼むことに何か罪悪感を持つ必要があるでしょうか。

繰り返しになりますがチームでやった方が仕事が効率的にできるからこそ会社という組織があるのです。従って、自分以外でできる仕事は、どんどん周囲の人に頼むことで組織は成果を出しやすくなり、自身も大量の業務から開放され、結果として生産性も向上します。このことが前提にあることを常に意識しましょう。

他力を活用するには

他力を活用するには

それでは、他力をうまく使うにはどうすれば良いのでしょうか。ポイントは以下の3つになります。

  • 全て自分でやろうとしない
  • 自分でなくてもできる仕事は振る
  • 情報も自分で全て調べるのでなく人から教えてもらう

全て自分でやろうとしない

まず繰り返しになりますが、すべての仕事を自分でやろうとしないことです。自分の仕事をTo Doリストに落とし込んでみましょう。この際に自分でなければできない仕事は何個あるでしょうか。また、そう思っている仕事の中で、タスクを細分化して一つでも他人に任せることができるものはないでしょうか。

このように、一度自分が抱えている仕事を見直すことが第一段階になります。

自分でなくてもできる仕事は振る

そして、次の段階は他人に任せることができるものは任せるということです。その際に、いつまでに終わらせて欲しいかなど要件をしっかり伝えることが大切です。

これにより、頼まれた人も仕事がしやすくなります。仕事を頼まれたときは頼まれた人のことも考えて依頼するようにしましょう。

「相手の気持ちを考える」という行為は、マネジメントの役割が強くなると特に重要になります。軽い気持ちで発した言葉やお願いが、その人にとって大きな負担になることもあります。頼む前に少し思いを巡らしてみましょう。

情報も自分で全て調べるのでなく人から教えてもらう

そして意外と多くかかってしまうのは調べ物の時間です。インターネットや書籍など一から全て調べているとあっという間に時間が過ぎていきます。会社の中であなたが知らないことを他の人が知っているということは十分にあります。

しかし、これは決してあなたの知識不足が問題ということではありません。人は全知全能の神ではなく、不完全な存在です。だからこそ不完全な部分は補い合うために組織が存在しているのです。

1人でどうにもならない時は、遠慮せず他の人に聞いてみましょう。そうすることで、情報収集にかかる時間が劇的に改善するでしょう。

他人に頼みやすくするコツは?

他人に頼みやすくするコツは?

それでは他人に仕事を頼みやすくなるコツを紹介しましょう。キーポイントは、他人からの「信頼」です。信頼を得て、この人の仕事だったら手伝いたいと思ってもらえるか。そうなるためには普段のコミュニケーションをどのように取るかが重要になってきます。

具体的にどんなことに気をつければ良いのでしょうか。ここでは4つのポイントに分けて説明します。

時間を守る、報連相をきちんと行う

新入社員に言うべき内容かもしれませんが、今一度見直して徹底してみると周囲からの評価が変わります。

まず、しっかりと時間・期限を守ること。1番ベースになる部分ですが、これを守れないと周囲からの信頼も大きく損ないます。また、周囲の人と頻繁に報連相を取ることもおすすめします。

主に上司にあたる方とはやり取りが出来てると思いますが、それ以外の方とも出来るだけ密にとるようにしましょう。人に頼みごとをする前に一度基礎・基本を見直しましょう。

仕事の場以外でコミュニケーションを取る

普段仕事のやりとりばかりしていると、どうしても人間関係がドライになりがちです。それを少しでもウェットにしてコミュニケーションを円滑にするために、仕事以外の場で積極的にコミュニケーションを図ってみましょう。

会社の中で1番代表的なのは飲み会ではないでしょうか。いわゆる「飲みニケーション」です。そこでの何気ない会話、それこそ仕事以外の会話をすることで普段一緒に働いている人の意外な一面を知ることができ、距離感を縮めることができます。こうすることで、普段の業務でも円滑にコミュニケーションが進むでしょう。

お酒は苦手という方は、一緒にランチに行くのもいいでしょう。ランチに行くと、まず相手の好きな料理などが分かります。これをきっかけにコミュニケーションを円滑にするのも1つの手です。また飲み会と違い、時間が限られているので間延びしないのもメリットかもしれません。お昼休みのちょっとした時間も活用しましょう。

自分しかできない仕事はきちんとこなす

他人に仕事を頼むということと間逆なことをお伝えするようですが、どうしても自分でないとできない仕事は残ってしまいます。しかし、他人に仕事を頼む上で、自分にしかできない仕事をきっちりこなすことは非常に重要です。

自分にしかできない仕事をやり切ることで、周囲の人は「あなたしかできない事は全てやっている」と評価し、信頼してくれます。こうなることで周りの人はあなたを助けたいと思ってくれるでしょう。これが頼んだ仕事を他人が円滑に進めてくれる要因にもなります。他人に任せる仕事とは別に、自分でできる事はきちんとやり切りましょう。

結果を出す

結果を出す

仕事をする上で成果はどうしてもつきまとう問題です。他人に仕事を頼む上でも、普段の業務で成果を出しているかどうかは大きく影響してきます。

周囲の人もどうせ仕事するなら成果が出て報われてほしいと考えています。常に成果を発揮することは難しいですが、できる限りのことをしましょう。

成果が出た際は、手伝ってくれた人たちにお礼を言うことを忘れないようにしましょう。些細なことですが、こうやってマメにコミュニケーションを取ることで周囲の人たちがあなたをさらに助けようとしてくれます。

他人の力を使って圧倒的な成果を出す

ここまで他人の力をどうやって使っていくかお伝えしました。世の中が変化してる以上、自身の仕事のやり方もその変化に合わせる必要があります。その中の一つに、今まで以上にチームで仕事をすることを意識してみましょう。そして、もう一度以下のポイントを頭にインプットしましょう。

  • 仕事内容を整理して、他人にお願いできる仕事がないか検証する
  • 時間や期限を守り、報連相を綿密に行う
  • 周囲から信頼を得られるよう自分しかできないことはきちんとやる
  • 周囲とのコミュニケーションを日々意識して、場合によっては飲み会などオフの場も

これをマスター出来たら、あなたは組織の力をフル活用して圧倒的な成果を出していることでしょう。あなたのキャリアが大きく飛躍することを願っています。